世界中で猛威を振るう、新型コロナウイルスのニュースは本当に心配です。連日の感染者数増加のニュースも気分が滅入ってしまいます。
現在、すでにお困りのサロン様もいらっしゃると思いますので、今回はサロンとしての新型コロナウイルス対策についてお話します。
※新型コロナウイルス限定のお話です。性病・感染症対策は別途対策が必要です。
〜サロン内の消毒重点ポイント〜
家具類(テーブル、椅子)
床(フローリング、じゅうたんの場合は基本的に消毒が難しいです)
ドアノブ(玄関)
受付カウンター
階段などの手すり
トイレは合計6箇所
ドアノブ
ウォシュレットのボタン類
便座
点灯スイッチ
水を流すレバー
手洗い蛇口レバー ※その他、お客様が手洗い時にご使用するタオルは使い捨てである事。
【原則として、サロン内でお客様が触る箇所は全てその都度消毒が必要です。ご自身でもご確認ください。】
〜消毒方法〜
上記の中の1〜2は次亜塩素酸ナトリウムを使用します。
次亜塩素酸ナトリウムは薬局での市販のモノ、無い場合ハイターで代用してください。
水で60倍に希釈し、タオルやモップで拭きます。
【重要】10分程で乾く程度に、濡れている事。
上記3〜6は基本的にはアルコール系消毒液を使用します。
キッチンペーパーなど使い捨てのペーパータオルに噴霧拭き取り消毒が基本方法です。
【重要】10秒程で乾く程度に、濡れている事。
消毒は顧客の来店ごと(お一人様ごと)に行う事が望ましい。
〜アルコール系消毒液類について〜
しかし、現状では皆さんがサロンで通常使用しているエタノールも、売り切れ続出中で手に入りにくい地域も多いと思います。
そこで!
有名ではありませんが、エタノールと同等同類の「イソプロパノール」(※イソプロピルアルコールとも言う)を利用しましょう。イソプロパノールは有名でないので、現状では楽天などでも普通に買えます。1リットル1,000円ほどです。1リットル5,000円など高額なモノは無視してください。
イソプロパノールの使い方の注意ポイント
アルコール系消毒液は濃度70%〜85%ぐらいのモノが最も消毒効果が高いと言われています。現在販売中のイソプロパノールの多くは100%(無水)のモノが多いのですが、そのまま原液で使用せずに「水(できれば精製水が良い)を20%程入れて使用」して噴霧拭き取り消毒をしてください。
例)イソプロパノール400ccなら 水+100ccです。
またイソプロパノールは消毒臭が強いため、気分が悪くなってしまう方は使用しないほうが良いと思います。消毒臭が強いので、サロン内に消毒液の匂いが残りますが、お客様目線から見れば、ある意味衛生管理の信頼度が向上するとも思えます。それでも気になるようでしたら換気を十分にしてください。
〜自分自身への対策〜
マスクについて
普段から、毎日サロン内で使い捨てマスクを利用してきたことと思いますが、マスクの方はいかがされておりますか?
在庫が十分な方は問題ないかもしれませんが、在庫に限りがある方に裏技をお教えします。
不織布製の使い捨てマスクであれば、60倍に希釈した次亜塩素酸ナトリウムに30分ほど漬け置きした後、水洗いしてから乾燥させ再利用しましょう。再利用で2〜3回は全く問題なく使用できます。
自身の手指消毒
ワックス脱毛サロンの施術者の場合、来客数×3回の手洗いが基本です。
サロン内での手洗いは医療用の手指消毒石鹸が最適ですが、無ければアルボースでも良いでしょう。
まずは、薬局で消毒用石鹸について尋ねてみましょう。
それも無いようであればミューズで代用します。
消毒石鹸で洗った後、タオルドライ。その後できれば医療用の擦式消毒液を手にスプレーします。無い場合は、除菌ジェルを使用します。
ただし、アルコール系にお肌が弱い施術者の方は必ず医師にご相談してください。
特にイソプロパノールはエタノールよりも肌荒れしやすいと言われていますのでご注意ください。 また来客数が多いサロンの場合は、どうしても手荒れしやすいのでハンドクリームも必要となります。
以上となります。
みな様が安全に業務ができるよう、ぜひ参考にしてみてください。
【Safe Waxing Professional Japanの衛生管理講習を受講済みの方、サロン様へ】
現状、講習で学んだ6種類の消毒液を使用しているサロン様の場合は、これまで通りのサロン衛生管理方法で対策的には問題なく、特に変更点はございません。

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